(※上の写真は2025年1月のものです)
福岡で厄ばらいと言えば、名前が挙がるのが俗称「やくはちまん」こと「若八幡宮」でしょう。
公式サイトが無い(?)ので、情報がわかりにくいですよね。
ざっくりと乱暴に言うと・・・お祓いを受けるには、袋に5,000円ほど入れて、好きな日時に直接行けば、あとは現地ですぐわかります。混んでいなければ所要時間は2時間ほど見ておけば充分かと思います。(←無責任に言いました。特にお金&袋については、詳しくは下を読んでください。)
厄年の年齢
厄八幡(やくはちまん)での、厄年に当たる年齢はこれです。
厄ばらいに行く時期
厄祓いに行く時期は、特には決まっていないと思います。一般には「立春までに」と言われるようなので、それが目安になるかもしれません。
厄年は数え歳で考えるので、厄年になってすぐ行きたいと思えば、(歳を一つ重ねるタイミングである)お正月になりますね。
若八幡宮でも、年越厄除大祭(新暦旧暦の年2回)に多くの厄除け祈願者が並びます。
また、逆に年越厄除大祭の長い行列を避けて、まあ1月のうちに行けばいいと考える方もいるでしょう。
(年越厄除大祭の旧暦での日程は、年によって異なります。)
若八幡宮の概要
若八幡宮とは
祭神は,仁徳天皇,大己貴命(おおなむちのみこと),少彦名命(すくなひこなのみこと)。俗称「やくはちまん」「厄除八幡」とも呼ばれ,市内のみならず,周辺地域からも広い信仰を集めている。新暦・旧暦の大みそかには,毎年深夜まで厄除,厄ばらいの祈願を行う人々で大変にぎわっている。
https://yokanavi.com/spot/118282/
厄年には前厄・本厄・後厄があり,3年続けて参拝すれば次の年には厄落としになるとされている。
住所・行き方
福岡市博多区博多駅前1丁目29-47
地下鉄「祇園駅」4番出口から徒歩6分(らしいです。博多駅からも徒歩10分くらいでしょうか。)
(博多駅または祇園駅から徒歩で行けます。博多駅と祇園駅を結ぶ大通りを真っすぐ進み、商工会議所入口交差点から細めの道に入って、カーブを道なりに行き「こっちでいいのかなあ」と不安に思いながら進むと着きます。福岡市水道局の向かいです。)
駐車場
※私自身は利用したことがないので、写真だけ載せておきます。正確なことはわかりません。
博多駅と若八幡宮の間の場所にある「友杉立体駐車場」に「若八幡宮祈願者専用駐車場」という看板がありました。
お祓いを受けるには(厄除祈願)
全体の流れ
普通の参拝(お賽銭を上げて手をパンパンするやつ)でも充分良いと思いますが、「しっかりと御加護を願いたい」と思う方は、次のような流れになります。
- 1)行く(予約不要)
- 2)申込書に記入してお金とともに「受付所」に出す
- 3)待合所で待つ
- 4)本殿入口前で名前を呼ばれるので、一人ずつ入る
- 5)終わったら出口側から出て、再び名前が呼ばれるので、呼ばれた順に授与品を受け取って帰る
詳しくは下記でご紹介します。
皆さん同じ行動を取るので、周りの方と同じようにすれば大丈夫!初めてでもわかりやすいです。
準備するもの
準備するものは、
・時間(余裕を持って)
・初穂料(詳しくは下記)
・授与品を入れるもの(A4より大きめがいいと思います)
・手荷物を少なく
・冬に行くなら暖かく(足元も冷えます)
服装
神様の前に行くのですから、それなりに改まった格好がふさわしいと思います。
ただ、割と皆さんそれぞれで、お祓いを受けるというのに普段着っぽい人もよく見かけるように思いますし、サラリーマンっぽいスーツ姿の人もよく見かけます。
特に、1月頃はめっちゃ寒いから(寒風も吹き込みますし)防寒具が外せなくて、改まった格好って言ってもねーなんですよね・・。
初穂料はいくら包む?
祈願初穂料は「志(こころざし)」です、金額に決まりはありません。
WEBで情報を探すと、3,000円~5,000円が多いと出てきますね。年齢にもよるでしょうが、5,000円なら人数的にはまあまあ真ん中に近いのだろうな思えます。もちろんこの記事の冒頭に書いたとおり3,000円でも全然構わないでしょうし、実際たくさんいるようです。(私自身は老齢なので、初穂料というなら5,000円くらいは出さないと落ち着かない気もしますし、年配者なのだから10,000円くらい包まないといけない気もしますし、もちろんそれ以上の金額を包んでもいいと思います。)ただ、無理をする必要はないと思います。
(追記:すみません!私は比較的空いている時期にしか行ったことがないせいで、ゆるい雰囲気を感じることが多いのかもしれません。繁忙期に行くような熱心な方だったら包む額も多いかも。)
のし袋・封筒・ちり紙等で包みます。
「のし袋」をどれにするか難しいですよね。中身を考えると台付きのふくさに載せるようなものでもない(と思うのですけど、失礼でしょうか?)ですから、気楽に考えてもいいんじゃないでしょうか。迷うなら、のし袋に包んでふくさで持っていけば安心かな。「初穂料」と印刷されている袋(例→Amazon ※PRリンク)も使いやすいかもしれません。でもまあ、白い封筒でもそれはそれでいいんじゃないかなと、個人の考えになりますが、そう思います。(白い封筒の場合は、郵便番号欄のない無地のものにしてくださいね。事務封筒じゃなくてのし袋売場にあるようなもののほうが良いかも。←そう考えるならもうのし袋で良いかも。)
2024年にこの記事を掲載した際には「3,000円を白い封筒に入れていってもいいじゃない」と思っていました。若い方にはそういう方もよくいるみたいですし。
ただ、この記事にたくさんのアクセスを頂くようになり、「5,000円~10,000円に訂正しておいたほうがいいかなあ」と考えるようになりました。
迷ったら多めに出すのがいいと考える派ですし、いろんな方に見ていただく記事なら多めに載せておくのが良いかと考えました。
10,000円出せば、どこの厄祓いでもそこそこな額だと思うので。
休日・受付時間
年越厄除大祭(2回)の翌日(1月1日と旧正月日)は、「後片付けの為お休み」と書かれています。
毎年、日が変わるので、必ずその年の情報を確認してください。上の写真は2025年1月時点の看板です。
祈願の受付
博多駅・祇園駅から向かったときに一番近い入口から入っていくと、正面に本殿、その左側に社務所があります。手水舎は2025年1月に見たときは使われていました。(2024年1月には閉鎖されていました。)
カラーコーンやロープがあるのでわかりやすいです。「順路」表示に従って進みます。
本殿の左側に社務所があり、すぐ見えるところに「祈願受付所」と書かれた看板と窓口があります。
窓口の横に用紙と鉛筆が置かれているので、記入します。
記入が済んだら、受付の窓口に提出します。初穂料もお納めします。
待つ
“前の回”が終わるまで、待合室で待ちます。
待合室の場所は、受付をした窓口と同じ建物の端のほうです。下の写真の右端に待合室の入口ドアが写っています。
呼び出し
待合室で待っていると、そのうち声がかかって全員外に出るよう促されます。
ゾロゾロと外に出ると、そこが本殿の入口脇で、みんなが集まります。その集まった人たちに対して、順番に名前が読み上げられます。呼ばれた順に一人ずつ本殿へ入っていきます。入口には消毒液もありました。
中に入れるのは40人弱(2024年1月下旬時点)でした。中には椅子がありました。座面だけの折りたためそうな簡易で小さな椅子でした。順番に座っていきます。
同じ祈願の人は受付順に呼ばれるみたいなので、自分の前に受け付けた人を覚えておくと、自分の名前が呼ばれるタイミングがわかって良いんじゃないかと思います。
ちなみに、本殿の中は寒いです。賽銭箱の側が開いていて寒風が吹き込みます。(風向きや強さによってはどうするんでしょう?)
授与品
終わったあとは、入口とは別の出口から出て、ここでもまた順番に呼ばれて一人ずつ授与品が渡されます。頂いたら、それで終わりです。
授与品は初穂料によって異なるそうです。
祈願章(紙/サイズはA4より小さいです)は、厄晴以外の方全員に渡されるようです。祀り方は撤供袋に書かれています。
持ち帰り用の手提げなどを用意しておいてください。A4より大きめがいいと思います。初穂料の額によって、お酒をもらえば厚みが出ますし、お箸をもらえばA4より長いです。
所要時間
2024年1月に私が体験した「1回に40人弱の人がお祓いを受けた。受付に行列は無かった。待合室は混んでいた。」という状況で、全部で1時間半くらいかかりました。これでも、待合室で待たされた時間が短い分だけトータルの時間も短いほうだと思います。
わかりやすいです
境内は広すぎず、順路がとてもわかりやすいです。ほとんどが厄祓いの人なので、周りの人と同じようにすれば大丈夫です。
蛇足(でも重要)
若八幡宮での祈願について、嫌なことを言います。
ここでは、名前と住所と年齢を、なんなら集合住宅の方は部屋番号まで朗々と!高らかに!読み上げられてしまうのです。今どきそれって大丈夫?と不安に思っています。(少なくとも私は過去に複数回体験しました。)
ああいうのは、「他人の住所は聞き取りづらくて、自分の分だけなんとか聞き取れる」くらいの明瞭さでちょうどいいと思っています。
かと言って、名前と年齢はそのまま授与品である祈願章に書かれるので、書かないわけにいきませんし。
だから、こんな記事を載せておきながらその最後に書くことではないのですが、こんなところに自分の子どもに行かせるのは心配ですし、私も自分の祈願はともかく子ども世代の分まで代理するのは気乗りがしません。大事なことだと思うので、載せておきます。
ログ
2024年1月某日に訪れたときには、手水舎は閉鎖されていたと記憶しています。(翌2025年1月某日には開いていました。)
DATA
繰り返しますが、公式サイトがない(と思う)ので正確なことがよくわかりません・・。間違っていたらごめんなさい。
若八幡宮
福岡市博多区博多駅前1丁目29-47
地下鉄「祇園駅」4番出口から徒歩6分