最近のふるさと納税ってすごいなあ、と思った事例をご紹介します。
空港やホテルでは、ふるさと納税の自動販売機が設置されていて、返礼品がすぐにもらえるんです。
デパ地下では、その場で寄付をすると、返礼品がすぐにもらえるというイベントをやっていました。
導入する自治体がこれからもますます増えそう。
自動販売機で、ふるさと納税
空港・ホテル・ゴルフ場など
ふるさと納税の手続きができる自動販売機が、全国各地に増えています。
設置場所は、空港や、ホテル、それからゴルフ場にもあります。
返礼品がすぐにもらえる/使えるところが好評です。
写真は、関西国際空港内にあるホテル日航関西空港です。自動販売機はフロント横にあります。
ホテルに到着して、返礼品にホテルの利用券を選べば、そのまますぐに宿泊やレストランで利用できます。
宮崎空港にも先日設置されました。ターミナル1階にあります。
返礼品の引換券が出て、空港内のお土産売場で返礼品を受け取ることができます。宮崎牛やうなぎなど、魅力的な返礼品が多くあります。
また、ゴルフ場に設置された自動販売機も好評で、例えば、栃木のあるゴルフ場では2022年12月の利用開始からわずか1か月間で74件478万円の利用があったそうです。(年末だから駆け込み納税もあったんでしょうか。それにしても立ち上がりからすごいですね。)
IoTふるさと納税自販機
ふるさと納税の寄付ができる自動販売機は、「IoT(アイオーティー)ふるさと納税自販機」と呼ばれています。(特許)
インターネット経由での寄付以外の方法として、地方自治体によるゴルフ場やホテル、道の駅、空港・駅などへの設置が進んでいます。(2023年6月27日時点で38自治体49台/三菱UFJニコス株式会社のプレスリリースより)
自治体からすれば、例えば空港や駅に設置すれば、観光客に強くアピールできますもんね。
自動販売機の利用方法は簡単で、
▼運転免許証などを読み取らせ、氏名と住所を入力(手入力も可)
▼寄付額をクレジットカードまたは現金で支払い
です。
三菱UFJニコスがこの自販機を開発・販売する会社と提携しました。今後もますます広まりそうです。
関連プレスリリース(三菱UFJニコス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000006650.html
デパ地下で、ふるさと納税
その場で返礼品をお持ち帰り
6月上旬に、大丸福岡天神店の地下で、「阿蘇グルメ特集」という食品催事をやっていました。
その一角にふるさと納税のコーナーがありました。手続きをするとその場で阿蘇の名産品を持ち帰ることができるそうです。
従来のふるさと納税のイメージは、WEB上で返礼品を選びますが、ここでは返礼品の現物を見たり、スタッフの方と話をしながら選べるんです。ふるさと納税に不安がある方でも参加しやすいかと思いました。
大丸のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001934.000025003.html
このときに使われていたのが、「ふるさとズ」というシステムです。久留米市の会社が運営しています。
店舗型ふるさと納税「ふるさとズ」
これは、訪れた土地の店舗や施設で、その場で直接寄付を行い、その場ですぐに返礼品を受け取れるというサービスです。
ビジネスモデル特許を取得しています。
この仕組みを使えば、例えば「食事代をその場でふるさと納税で支払う」みたいなことも可能ですね。
また、利用者(納税者)から見ると、返礼品に物品を選んだときに、余計な送料がかからないのも良いですね。
関連情報
旅行中に使える電子クーポンやポイントを返礼品にする自治体も増えているそうですね。雑誌「日経マネー 2023年6月号」の付録(「ふるさと納税プレビュー2023」)にそんな話が載っているそうです。
日経マネー 2023年6月号
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ご注意
正確な情報は各社の公式発表でご確認ください。
なお、私自身はふるさと納税を利用していません。個人情報やお金が絡むことなので、ご利用に当たっては、必ずご自身で充分にご検討ください。