福岡県内でも、はしか感染者の発生が続いています。
なんとか食い止めたいですね…。
(26日には、粕屋郡の30代と古賀市の40代が感染したと公表されました。)
感染状況
発症前から感染力があり、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでは人にうつす可能性があります。
潜伏期間は10日~12日間
患者が利用し不特定多数の方と接触した可能性のある施設及び公共交通機関が公表されています。
利用後 21 日間は、はしかの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。
(潜伏期間が「最大21日間」と言われるからですかね?)
福岡市内で麻しん(はしか)が発生しています
https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/hokensho/kansensho/kansenshojoho/ryuko/masinfukuoka.html
麻しん(はしか)患者の発生について(令和7年8月26日)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/measles20250826.html
記者発表資料
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press/
※わざとなのか、情報がまとまっておらず、大変わかりづらいです。
はしかとは
はしか(麻疹)は、感染力が極めて強いウイルス性の感染症です。空気感染、飛沫感染、接触感染によって感染します。
命に関わることもある、とても怖い病気です。
今は予防接種がありますが、2回必要な接種を終えていない赤ちゃん~幼児は、特に心配です。
赤ちゃんが最初に打つのは、1歳になったときです。それまではノーガード!(正確には生後半年ほどは母親からの免疫を受け継いでいるとも言われますが、全体の傾向がそうあるだけで、中には免疫をもらっていない赤ちゃんもいることでしょう。)
はしかに対して無防備だなんて、とても怖いことです。今までは日本での発生は極めてまれだったので、そのことが赤ちゃん(や、予防接種を受けても免疫がつかない大人)を守っていたのに。
ちなみに、私は高齢者なので罹患済です。(「生き残った」と言えるでしょう。そんな時代でした。)
今心配されているのは、予防接種を受けたのに免疫がついていない人たちの存在です。
少し前に、10代の集団発生がニュースになりましたね。
実際、大学や専門学校などで抗体検査(4種類)をすると、結構な率で免疫を持たない/足りないと、引っかかる子がいると聞きますもんね。それでも日本で発生していなかった時代なら問題はなかったのですが。
(私は幼い子の感染を心配していますが、一般に「子どもの病気に大人がかかったら大変」と言いますよ…)
消毒は・・
麻疹ウイルスはエンベロープを持つウイルスのため、消毒薬は比較的効きやすく、高水準消毒薬、中水準消毒薬、熱水消毒が有効です。また、麻疹ウイルスは空気中や環境表面では生存時間は短い(2時間以下)とされています。
(https://shop.saraya.com/shop/pages/hashika.aspx より)
アルコール消毒(エタノール)が使えますね。(コロナ以降に習慣になっているので、無理なくやれそうです。)
流行っているのは、はしかだけじゃなく、コロナも百日咳もですもんね。
人混みはできるだけ避け、手を洗い、マスクもできる場面ではしましょうか。(はしかの空気感染はマスクでは防げませんが、飛沫は防げますし、炎天下でもなければワクチンみたいな健康上のリスクがあるわけじゃないので。)
関連データ
麻しん/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
麻疹 発生動向調査/国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
https://id-info.jihs.go.jp/relevant/vaccine/measles/060/measlesdoko.html