特集:体験談【腰椎椎間板ヘルニア・すべり・脊柱管狭窄・坐骨神経痛】

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この記事は2014年掲載の記事です。
困った方の参考になればと、現在も掲載していますが、最新の情報と異なる可能性があります。
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発端

1年ほど前に、腰を悪くして、寝込んでしまいました。

ある日、「んんん?腰がなんだか重い」と違和感を覚えた数日後、起き上がれなくなりました。

力が入らない?腰が抜けそう?言い表せないのですが、とにかく無理で起き上がれない!

歩けない!起き上がれない! かといって、寝てもいられない!一日中「身の置き所がない」感じで、それはもう辛かったです。

家の中を伝い歩きできるかどうか、というくらいギリギリの状態だったので、これ以上悪くなったら入院とか、もしかしたら手術とか、そういったところまで覚悟しました。

今回の特集では、そのときに体験したことなどをご紹介します。

ざっくりとした経過

病名を伏せているので、ご紹介する意味がないかもしれませんが、腰が固まってしまったという前提でご参考まで。

  • 発症
    発症

  • 5日後
    週5回通院(リハビリ)開始
  • 週3回通院(リハビリ)
  • 1年後
    転勤もあり終了に

家の中をそーっと伝い歩きするのが精一杯の発症時。外に出るとコンクリートの地面が固くて、身体に響いて歩けませんでした。

どうなるか不安なまま家で寝込んで3日ほど経つと、4日めくらいにどうにか外を歩けるようになりました。

受診して、週5回の通院が始まりました。リハビリを受けた後は少し楽になりました。その繰り返し。そして半年くらい通ったあたりだったでしょうか、通院が週3回になりました。1年通うとかなり楽になりました。
※リハビリ期間については私の場合(病変が複数あります)です。

並行して、しびれ(強くなると「痛み」)があり、リリカ(プレガバリン)の服用が続きました。しびれ・痛みのほうは、身体の動きと連動しておらず、初発時のどうにもならなさが少し緩和された頃にしびれを感じるようになりました。数か月の服用の後、無理ぎみに止めました。

痛み止めの注射は一切受けていません。

血行を良くすることも効果的と言われます。私はお風呂で温めるくらいでは全く効きませんでした。リハビリは毎回効いている実感がありました。(行きはそーっと歩いて、帰りはそっと歩けるくらいの違い)

発症時の悪さと、そこからの回復の期間は以上です。「1年かかった」と思います。

怖いと思うこと

どんな病気の方でも同じでしょうが、とにかく情報が欲しいものだと思います。

患者仲間から得られる体験談も、貴重で有用なもののひとつです。

ですが、患者側から聞く話って、かなり偏っていますよね。大抵の人は、自分が通院している病院を勧めてきます。

でも、病院の治療方針なんて、それぞれで違いますよね。整形外科は特に顕著です。

例えば・・・
・すぐに注射するところ
・簡単に手術を考えるところ
・強い薬を出すところ

私が聞いた限りでも
「うちの病院は良いよ!注射してもらったら、すぐに痛くなくなった!」
と熱く語る人がいました。

聞いた私は「あー…うん…注射したんだ…」と引きました、むしろそこは受診したくない気持ちになりました。

実際、どうなんでしょうね。すぐに注射って。そんなに悪かったのかな?

私が通った整形外科では「身体は正しく使いましょう/腰回りの筋肉を鍛えましょう」と言われました。コルセットも一切使いませんでした。

違う病院に行っていたら、こんなに長くリハビリに通う必要はなかったのかな? いいえ、違うと思いますが、そう思うのも私が自分の病院の考えに染まっているせいかもしれません。

薬にしたってさまざまです。

「神」と呼びたいくらいの効き目をもつ「リリカ」という薬があります。(薬剤名プレガバリン)

でも、この「リリカ」を処方しない整形外科が少なくないですよね?(追記:10年前の話なので、今はまた違いますかね??)

副作用みたいな感じでふらつきを感じる人もいるので、車を運転する人には処方が慎重になるイメージがあります。

というわけで、素人が意気込んで情報を集めても、それがかえって治療の妨げになる場合だってあるかもしれません。

その当たりのことを充分にご理解の上、この記事をご覧いただければ幸いです。

上記は実際のお医者さんの話ですが、

ネットの話になるともっと怖いです。

嘘ばかり。広告ばかり。

腰痛人口【2,800万人】時代

今や、腰痛は「国民病」とも言われます。

2013年春の厚生労働省の大規模調査では、腰痛に悩んでいる人が、2,800万人もいることがわかり、 話題になりました。日本の人口って、約1億2,800万人。割合で言えば、5人に1人より多いんですね!

ただし、下記によると、腰痛を訴える人のうち、なんと85%もの人は、病変そのものは特に無いんですってね。

病気は、なった本人にしかその辛さがわからないものです。だから、比べて考えても仕方ないのですが、同じように「腰が辛いね~」と言っていても、10人に1.5人としか気持ちを分かち合えないのね。

腰痛の現状

◆NHK「クローズアップ現代」2013年7月2日(火)放送
腰痛 2800万人時代 ~変わる“常識”~
  ・85%は、原因が特定できない
  ・ストレスにより脳が痛みとして感じてしまう
  ・アメリカで社会復帰を支援する取組
  など

◆町田市医師会 市民向け講演会より
「良い腰痛」⇒腰椎周囲の筋肉の疲労や、骨、軟骨(椎間板)の老化現象
「悪い腰痛」⇒腰椎の病気に由来⇒医学的治療を

※追記:古い情報なのでリンクは削除しました。

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