これは、ハードコンタクトレンズを外すためのスポイト(商品名:スポイト45(S))です。
以前、このページでは、ハードコンタクトレンズを外すときの道具として、メニコンのSPスポイトをご紹介していましたが、こちらのスポイト45のほうが断然良いので訂正させていただきます。
なお、どのスポイトを使うにしても、「全然くっつかない、コンタクトが取れない」とがっかりしたときは、スポイトの吸着部分に水を1滴たらしてみるというのは、変わらないコツだと思います。
以下、誰かの参考になればいいなと思い、書き残しておきます。
上手に外す「コツ」
スポイトでコンタクトを外すときは、スポイトが乾いているとうまく吸い付かないように感じます。
だから、スポイトの先端の吸着させる凹みの部分に、水を1滴、載せてみてください。
目もよくうるませてください。乾いたレンズが乾いた目に張り付いていたら取れにくいのは、どんな外し方でも共通だと思います。
これはどのスポイトでも共通するコツだと思います。
レインボーコンタクト「スポイト45(S)」
こちらのほうが、メニコン「SPスポイト」よりも使いやすかったです。
素材が柔らかいところが良いのです。シリコーンゴム製だそうです。
凹型部分やその付け根部分などが、“くにょん”とする柔らかさがあるので、レンズにくっつきやすいです。また、これは想像なのですが押し付ける力が強すぎたときには棒が曲がって力を逃がしてくれるような気がします。
「45度で見やすい」という特徴については、確かに見やすそうですが、それはどちらでもいいかな~と思います。真っすぐに向かってくるスポイトでも、コンタクト歴がそこそこあれば、さほど不自由はありません。慣れの問題だと思います。
それよりも、レンズにピチョンとくっつく柔らかさがとても良いです。
「このスポイトは柔らかくていいなー、くっつくぞ!」と感じるのは、今まで使っていたスポイトが固かったせいです。初めての利用がスポイト45だったら、これでも固いと感じるかもしれません。
この形のスポイトはみんな、基本的に「吸うんじゃなくて、くっつける」ですし。
【レインボーコンタクト「スポイト45(S)」が買える場所】
アイシティ店頭で売っていました。
Amazonで売っているかもしれません。
(→Amazonで検索してみる)
※Amazonから提供されたリンクです
楽天で売っているかもしれません。
(→楽天で検索してみる)
※楽天から提供されたリンクです
あとは、レインボーコンタクトの公式サイトで、取り扱い施設検索ができるかもしれません。
メニコン「SPスポイト」
1年以上お世話になったメニコンのスポイト。(ちなみにこれです → Amazonで取り扱っているSPスポイトの一覧 ※Amazonから提供されたリンクです)
メニコンという有名メーカーの商品なので安心感があります。使い方動画も公式サイトに載っていて、頼りになります。
ただ、今になって考えると、これは吸盤の部分が固くてレンズがくっつきづらいと感じます。「もしかしたら、レンズのカーブと吸盤のカーブの形がぴったり合っていないのかな?」と疑ってしまうくらい、なかなかくっついてくれません。
それでも、何も無いよりはずっと良いのですが。
【メニコン「SPスポイト」が買える場所】
メニコンの直営店「Menicon Miru」で買えると思います。(絶対にあるかわからないので、問い合わせてみるといいかもしれません。)
コンタクト販売店にもあるかもしれません。
Amazonで売っていることもあります。
※Amazonから提供されたリンクです
楽天でも売っています
※楽天から提供されたリンクです
(余談)スポイトって吸わないんですね…
スポイトを最初に手にしたとき、「あれっ?」とがっかりしました。
吸引力が無いんです。
空気穴はあれど、全然吸ってくれません。本体は固くて、押せる部分がありません。
分解するとこれがただの棒ではないことがわかるのですが、メニコンが言うような「白い部分を押すとくっつかない」なんて実感はありません。白いところを押そうが押すまいが、くっつきません。
試しに白い部分を押しても、凹みにある小さな穴(ピンホール)から風はほとんど出ませんし、吸えません。(断言しました)
(それでも、スポイトにくっついたレンズを外すときだけは、白い部分を押すと外れるので、「白い部分を押すとくっつかない」はほんの少しだけ事実です…。)
このスポイトを使うときは、チューッと吸い寄せるのではなく、スポイトとレンズのカーブ同士をピタッと密着させて引っ張り取るイメージなのだと思います。ほら、コンタクトレンズ同士を重ねるとくっついて取れなくなるでしょう?あのイメージです。
だから、スポイトを使うときは、強くは押し付けなくてもいいんです。強く押したらむしろ危険です。そっと密着させるだけです。水はその密着させるときに効果があるように思います。
「水滴」というコツはネットで見て知りました。このAmazonのレビュー(※Amazonから提供されたリンクです)です。「濡らすというより、吸着板に水滴を置くという感じ」って書いてあったのが、本当に役立ちました。感謝しかない!
使用方法としては緑色の部分を持つように指示されていますが、それだと眼と手の間に距離ができてコントロールしづらいです。手がブルブル震えませんか?だから、私は白色の縁の固い部分をそっと持つ(押さない)ようにしています。
そうすると、距離感がつかみやすので、レンズを強く押さずに済みます。
拾うときにも便利ですよね
今回は「ハードコンタクトを外すために使う」という視点でご紹介していますが、洗面台に落としたときに拾うためにも使えます。
落としたときにレンズが下向きになると、拾いにくくて困るので、そういうときに便利だと思います。
(ただし、水の中に落としてしまうと吸着できないんじゃないかな?と思います。前述のとおり空気圧で吸い寄せるわけじゃないので。)
スポイトを使うか否か
(追記)この項目は、スポイトを使い始めたときに書きました。私は結局、その後も継続してスポイトを使っています。目薬はざぶざぶ差しています。
私自身は、眼からはずすときにこのスポイトを使うか否かで、今、迷っています。
使いたいと思う要因は
・スポイトをレンズに当てるのが私は割と上手い
・加齢でまぶたにひっかけるのが難しくなってきた
・まぶたをひっぱるのは眼瞼下垂が怖い
です。
一方で、逆の要因として
・危ないかも
・外し方を変えてみたらいいのかも(引っ張るのではなく上下から押す)
・コンタクトの種類を変えたらいいのかも
・道具が無いと外せない身体になるのは嫌だな
・いっそもうコンタクトは止めてメガネでいいかな
という検討事項があります。
スポイトが上手く使えないと、「くっつかない~」と無理に押したり、レンズの外に当ててしまうなどして、眼を傷つけることがありうるかも…と心配です。だから、スポイトは誰にでも勧められる商品ではないなー…と思います。
そもそも、目薬をさしてたくさんまばたきしたら外れやすくなるので、スポイトよりもまずはそちらを最初に試したらいいですね。
ハードコンタクトが外れないとき
(余談)
なお、スポイトが無くて、「ハードコンタクトが取れない!」とお困りの方は…
涙をいっぱい出して(悲しいことがなければあくびをして)、まばたきをいっぱいして、そうするとレンズが浮いた状態になると思うので外れやすくなる…かと…。(まばたきの拍子に外れたりズレたりしちゃうかな…それはそれで困りますね…。)
涙が出ないときは、水(本当は水道水より涙と同じ目薬が良いです)を目に入れるとか…。私は目の真ん中に水を差すよりも目じりや目頭のほうから差すと、うまく広がっていい感じでレンズが浮く気がします。
レンズが外れないときって焦りますよね…みんなそうよ…。
以上、必要な方の元に届いてお役に立てばうれしいです。
(私自身が助けられたので、次の方につなげたくて掲載しました。)
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